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【報告】ゼロカーボン塾 総論編研修の開催について

ゼロカーボン塾

道内市町村職員を対象として、地域脱炭素に係る政策形成および地域協働の在り方を学ぶとともに、市町村間のノウハウ共有を通じたネットワーク形成を目的とした「ゼロカーボン塾」が始まりました。そのキックオフとして、2025年8月27日に札幌市において「総論編研修会」が開催されました。

本研修では、地域脱炭素の取組を、地域経済循環の創出や、防災力向上、快適な暮らしの実現など、地域づくりとしての視点でとらえることが重要性を再確認することに加え、地域住民、事業者、また庁内関係者等幅広いステークホルダーとの調整、合意形成が欠かせないことについて、認識を新たにすることを目的として、政策形成に足る情報・視点を講義を通して学び、また協働形成の必要性の理解を深めるべくワークショップを実施しました。

研修プログラムについて

●講義(1)気候変動によるまちへの「影響」を知ろう
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部エネルギー・環境・地質研究所
環境保全部 水環境・気候変動グループ 主査(気候変動)  鈴木 啓明 様

●講義(2)産業・エネルギーから見る道内自治体の類似性について
地方独立行政法人北海道立総合研究機構 産業技術環境研究本部エネルギー・環境・地質研究所
資源エネルギー部 エネルギーシステムグループ 研究主幹 齋藤 茂樹 様

●講義(3)脱炭素まちづくりを始めよう(オンライン講義)
法政大学 社会学部 教授 茅野 恒秀 様

●ワークショップ
脱炭素まちづくりPLAYワークショップ
ファシリテーション:イシュープラスデザイン 森 雅貴(ゼロカーボン塾 受託事業者)

参加者からは、「地域づくりと脱炭素の関係性を改めて整理できた」「他自治体の取組や課題を共有できたことで、自地域の施策検討に活かせる」などのご意見をいただきました。

ゼロカーボン塾では、引き続き様々な脱炭素推進をテーマとした「テーマ別研修」や、道内各地の事例を学ぶ「現地視察」、またそうした学びを発表する「成果報告会」の実施を予定しています。